小学生の頃、学校から帰ると、友だちみんなで
自宅の神社にある御神木のまわりで、毎日のように遊んでいました。
決まって夕暮れ時になると、
どこからともなく白い着物をまとったおじいさんが現れ、
「はよう、もうお帰り」と声をかけてくれるのです。
その声を合図に、私たちは自然と遊びを終え、家路につきました。
中学生になり、ある日幼なじみたちと当時の話をしていると、
「お前だけ、いつも夕飯の時間がわかってたよな?」
と言われました。
話を聞いていくうちに、
あの白いおじいさんの姿が見えていたのは、
どうやら私だけだったと知り、思わず言葉を失いました。
あの方は、一体どなただったのでしょうか。
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あなただけの護符を神前にて、一つ一つ丁寧に心を込めてお作りしています。