友人と久しぶりに会い、昔話になりました。
もう30年ほど前のことです。彼女が乳がんを患った時、「どこへお祈りに行けばいいでしょうか」と相談を受けました。私は、県境の奥にある滝の場所へお参りに行くようお伝えしました。
彼女は山歩きの好きなご主人と一緒に、その滝へ向かったそうです。そして誰もいないことを確かめたあと、切除しなければならない方の胸をそっと出し、真剣にお祈りをされたと話してくれました。
先日、その場所にいらっしゃる神様に、私はふとお尋ねしました。
「あの時の彼女のことを、覚えていらっしゃいますか」と。
すると驚いたことに、「覚えているよ。あれから何の報告もないので心配していた」とのお言葉をいただきました。
神様の記憶というのでしょうか、人の願いや祈りを忘れず見守ってくださっていることに、改めて深く驚かされました。
そして私たちは、助けていただいた時には、その後のお礼やご報告をきちんとお伝えしに行かなければならないのだと、改めて感じたのでした。
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